社会福祉法人思恩会

MENU

児童養護施設「七窪思恩園」 保育士Kさん

プロフィール
4年制私立大で福祉を学び、卒業後新卒で入職。七窪思恩園で保育士としての業務を担当、現在3年目。
趣味は音楽鑑賞(J-POP)、猫と遊ぶこと。

思恩会に入職したきっかけニュースをきっかけに、児童福祉分野を目指す

もともと地元が湯野浜で、同級生がここから学校に通っていました。子どもの頃はこういう施設であることは分かりませんでした。ニュースで児童虐待を知ったときに、どうしてそういうことができるのか信じられず、児童福祉の分野に関心を持ちました。そこから子どもに関わる仕事を目指すようになって、就職で保育園などを検討してたところ、こちらの求人を知りました。地元に戻ることを考えていたのでご縁をいただいた感じですね。

現在のお仕事はどんな仕事?子どもたちのサポートをしながら、自身の成長にも繋がる仕事

七窪思恩園に入所している子どもたちのサポートをする仕事です。子どもだけでなく、家庭の保護者の方とも関わることが多く、仕事の幅はなかなか広いです。まだ入職3年目ですが、親御さんとの接し方や他の関係機関と連携の仕方など、とにかく学ぶことが多いですね。

日常的に忙しく、子どもたちとの密な時間をどうとるかを常に考えています。子どもとは1対1での関わりでしか見えないものがあるということを学びました。向き合う時間は、支援の課題も見えてくる大事な時間ですし、中には進路選択が迫っている子どももいたりして、相談にのることも多いです。日々の信頼関係がとても大事なので、今は、自分を相手に知ってもらい、蜜なやりとりを大切にして、私も頑張っているところを見せていくよう心がけています。

試行錯誤の中で自分自身も成長できるように励もうと思っていますが、とにかく先輩の気づきがすごい!私はまだまだだなと思い知らされる毎日です。

仕事で大変だったこと正解のない課題に悩む日々、経験を積む大切さ

ご家庭でもそうだと思うのですが、子どもとの関わりは難しく日常いろいろなことが起きますね。接する中では正解がわからないので、選択肢があっても悩み、判断ができなくて困ってしまうのが大変です。一人で判断ができず、先輩に頼っていいのか迷うこともありますし、先輩と相談してもやっぱり分からない場合もあって、そういう時は一回飲み込んで、自分なりに解釈するようにしています。日々、反省も多いですが、とにかくひとつひとつの経験がものをいう仕事なのだなとつくづく感じているので、とにかく頑張りたいです。

仕事で良かったこと頼られることが大きなやりがい、子どもたちの気づきにも繋がる

名指しで頼られるのがとてもうれしいです。職員だからあたりまえだけど、その関わりの中で自分が役にたてているのかなという気持ちになる瞬間がとてもうれしくて、やる気になります!赤の他人だった自分に、私でないとということがあるという実感が湧いてきて、この仕事に就いてよかったなと思います。卒園していくときまでに、子どもたちにとって、人を信頼することや、支えられているということの経験や思い出など、その一部にでもなれればいいなと考えています。

思恩会はどんな職場ですか?気遣いとおもいやりのある暖かい職場環境

すごく相手を思いやれる方が多い印象です。スタッフ間でもいろいろ気遣ってくれる。やりますよ〜や、そうですね〜と共感してくれる。この仕事ならではということもあるけど、話やすいし、職場の雰囲気はとても良いです。

これからの未来は?いつかお母さんのケアもできるようになりたい

今、子育てが難しくなって事情がある子どもたちと接しているわけですが、ゆくゆくは、お母さんのケアができたら良いなと考えています。虐待が生まれるその前の段階でのケアができる、そんな支援があったらいいなと思ったり。いつかそんな取り組みに繋がるような道ができたらと考えています。

就職活動中の皆さんへのメッセージ

子どもの支えになる思いが強い、役に立ちたいと思うとしたら、私はこの仕事をおすすめしたいです。ただ、面倒を見てれば良いという感覚では難しいので、その辺をよく感じ取ってほしいです。思いがあるかどうかがポイントかと思います。