社会福祉法人思恩会

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特別養護老人ホーム「しおん荘」 介護員Hさん

プロフィール
地元高校在学中に介護福祉士の資格を取得。卒業後入職ししおん荘に所属、現在3年目。
お休みの時はドライブやカフェ巡り、猫に癒されるのが好き。

思恩会に入職したきっかけ祖父母が好きで福祉の道に、高校の実習をきっかけに志望

子供のころから祖父母と同居しており、おじいちゃんおばあちゃんが大好きでした。お年寄りが多い地域でしたので、近所の方にもかわいがってもらっていましたね。みんな、だんだんと年をとっていく中で、自分でできないことが多くなってきても、私が手助けできればと思って過ごしてきたので、自然に福祉の仕事に興味を持つようになりました。

高校生のときに、しおん荘で実習を行わせていただきました。他の施設にも行ったのですが、しおん荘が一番スタッフさんや職場の印象が良く丁寧に指導してもらえたのが印象に残り、就職先として志望させていただきました。

現在のお仕事はどんな仕事?入居者の皆さんのサポート、それと願いをかなえることも仕事

特別養護老人ホームなので、重度の認知症の方と接する仕事です。介護が中心で入居者さんの生活のお手伝いのほか、入居者さんが楽しく生活できるように工夫しながら、レクレーション、クラブ活動にも力をいれています。施設では、入居者さんの願いをできるかぎり叶えられるようにしています。願いは生きる希望になりますので、何かしたいことはないか、食べたいものはないかと常に聞いて、みんなで共有して考えるようにしています。

特に、家に帰りたいなどの要望に対しても自宅訪問を実現。住んでいた地域に行くと落ち着くという方も多いのでドライブに行ったりします。食事では、管理栄養士さんに相談して、献立を工夫したり、月一の自治会総会で食べたいものを聞いています。

仕事で大変だったこと入職当初の大変さと戸惑い、その後の理解につながる

正直に言うと、最初のうちは、重度の認知症の方との関わり方が分かりませんでした。あばれたりする方もいるのでびっくりして凹みました。慣れるまで怖がっていたのですが、だんだんと本人を理解できるようになっていくと、その人のことを認められるようになるんですよね。理解とともに、だんだんと心の余裕が出てきたのを覚えています。勉強して頭では分かっていたつもりでしたが、関わり方が難しくとまどいましたね。先輩にいろいろ教えてもらって、工夫しながら慣れていきました。

仕事で良かったことコロナ禍の中、工夫した取り組みで入居者さんに喜びを

私は、コロナが流行していく中での入職でした。行事や催しが全くできない状況、入居者さんも窮屈で楽しみが少なかったんですね。そんな中でもみんなで考えて、感染対策して館ごとに行事を行ったり、散歩をしてみたりしました。また、寂しい思いをしている入居者さんとご家族とのコミュニケーションをとれるようにいろいろと工夫しました。そんな取り組みの中で入居者さんが喜んでくれたのがとても嬉しかったです。

思恩会はどんな職場ですか?年齢問わず意見が言えて、応援してくれる職場環境

とにかく職員さんがみんなやさしいです!年齢問わず仲良くできます。年上にもあまり気を使わない感じといいますか、意見も出しやすく、みんなから日常的にいろんなアイデアがでてきて、実行に移しやすい印象ですね。職員さんみんなで職場や現場を良くしようとしている。がんばったことを認めてくれる思いやりのある方が多くて、私の考えや取り組みも応援してくれます。この点がとてもやりがいにつながっていますね。

これからの未来は?認知症の理解を深めて、多くの人に知ってもらうこと

認知症のことについて深く学んでいきたいです。認知症の方の言動をよく観察していると、いろいろ発見がありすごく興味がわいてきています。特性だけじゃなく、関わり方のコツとか、いろいろ学んでいつか発信できればと思っています。認知症や介護の仕事に興味をもっていただく人が増えたら嬉しいですね。これからは後輩を指導することも考えて行きたいと思います。

就職活動中の皆さんへのメッセージ

介護の施設はいっぱいあるけど、雰囲気や特色はいろいろだと思います。
私は施設見学をたくさんしました。実習もできるかぎり行いました。そのうえで一番、働いている方が優しいと思ったところに来ました。いろんな施設を回ってみた方がよいと思います。見学もできるので、お問い合わせいただけたらと思います。